超音波に興味を持ったおはなし

助産師で超音波検査士のしほです
今日は、超音波に興味を持った話をします

助産師で超音波?なんで?助産師は『手』よ!
そう言われたことは忘れません(笑)
いろんな助産師がいていいじゃん!って今は思えます

実は、超音波に最初から興味があった訳ではないんです。

新卒の病院は病棟に超音波がなかったので
病棟勤務だった私は超音波検査を見ることはありませんでした。

恥ずかしいことに、超音波で何が見えるか、見ているか、わかっておらず
推定体重が測れることぐらいしかわかっていなかったと思います( ; ; )←推定体重の出し方も知らなかったでしょう・・・
それが新卒の私です。

1年目に両腕のないお子さんのお産介助をする体験がありました。(先にも後にもないです、そのぐらいレアな経験)
診断されていなかったので、肩を出した時、はじめてそのことに気づきました。
動揺しないように頑張るのが精一杯。
思い出しても泣き崩れたママが忘れられないです。

腕がないって、生まれる前にわかるよね?思う気持ちがあって、どうして気づかなかった??という疑問がずっとありました。
誰に聞いても答えは濁されてわからないまま転職のため上京しました

超音波臨床指導医との出会い

上京して、勤めた病院は新設の病院で、病棟にも外来にもたくさんの超音波機器が!!
病院には、超音波臨床指導医という、超音波専門の医師がいました。←私の師匠です。

その先生のする超音波検査は、超音波をみたことがない私でも
見やすくて、わかりやすい説明をされていて

『超音波ってこんなになんでも見えるんだ!超音波すごい!』
気づいたら超音波の虜でした♡

指導医の医師に
両腕のない児のお産の話をして疑問をぶつけてみました
『超音波で見つけることはできなかったのか?』

そうすると
「超音波胎児スクリーニング」をしていなかったことがわかりました

超音胎児スクリーニングは、現在も任意の検査
任意ならば仕方がない事だったのかもしれない・・・

でも
できるようになって1人でも見つけられたらいいな
そんな思いで超音波の道へ進みました
続く・・・


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